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入学式の日

なんか「立ったら書く」みたいなタイトルになってしまいましたが、もしかしたら役立ててくださる方がいらっしゃるかもしれないのでネットの片隅に残しておくことにしました。

まず自己紹介をします。名前は「夕維」としておきます。どっちにしても本名も似たようなものです。お父さんが大好きだったアニメのキャラからとった名前で、ちなみに乗っている車もそのキャラの痛車ですので、ピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。(お父さんくらいの年代であれば)

今は中学2年生です。中高一貫の女子中に通っています。

私は小学校は入学式にしか行ったことがありません。その日、私はお母さんに伴われて歩いて近くの小学校へ向かいました。体育館というところに集まって、いろんな人の良くわからない話を聴いて、それで女の先生に連れて行ってもらい、自分の教室というところに集まって、自分の席というところに座りました。そこで何か教科書だとか、そういうものを配るということになって、それを受け取るはずだったのですが……

その最中、私の椅子の下には大きな水たまりが出来ていました。そう、お漏らしをしてしまったのです。周りから波が引くようにクラスメイトが離れていったことと、先生に保健室(たぶん)に連れて行かれたこと、だけ覚えています。「人生が終わった」というふうに感じたこととともに。

それから数週間の記憶はほとんどないのですが、お父さんとお母さんが言うには「学校へ行く」となると暴れて手がつけられなかった、ということです。両親ともに仕事をしているので、鹿児島のおばあちゃんが来て私についててくれました。なんか一生懸命なだめようとしてくれてたんだとは思いますが、私は友達になるはずだったかもしれない生徒たちの引きつった顔が忘れられなくて、ただただ恐怖でした。担任の先生が来たり、お医者さんに連れて行かれたりしましたが、いっこうに学校へ向かう気にはなれませんでした。それどころか家から出るのさえ怖くなりました。

そうこうしてるうちにお父さんが「別に学校行かなくてもええんちゃう?」と言い出しました。お父さんは中学高校とゲーセンやカラオケ屋に入り浸って学校をさぼりまくって、それでも大工さんになって今わりと良い暮らしが出来ているので(今住んでいる家もお父さんが建てました)あんまり学校というものを信用してなかったらしいのです。「ただ、ツレは必要だよなあ」というようなことは時々言ってました。

お母さんはごねてましたが、お医者さんや先生、おじいちゃんおばあちゃんたちとの話し合いを重ねるうちに「しばらく学校のことは忘れよ」ということにある日なりました。それで、お母さんはそこそこ良い大学を出て、名前を聞いたら誰でもわかるような会社(最近ではブラックと呼ばれているみたいですが^^;)で働いているので、帰宅してから私に勉強を教える、ということになりました。

そういうことで私は「朝は6時に起きる」「お母さんが出した宿題はやっておく」「お掃除と洗濯ものをやる、お昼ごはんは自分で作る」くらいの条件で引きこもりを始めたのです。